徳之島の地積調査はまだ2割
地籍調査は、国土調査法に基づく「国土調査」の1つです。
地籍調査とは、主に市町村が主体となって、
一筆ごとの土地の所有者、地番、地目を調査し、
境界の位置と面積を測量する調査です。
徳之島では,土地の位置や形状等を示す情報として登記所に
備え付けられている地図や図面は、 明治時代の地租改正時に
作られた地図が多いんです。
だから,境界や形状などが現実とは違いますので,たびたび境界紛争になります。
本来,地積や地目,境界が,実際と相違する場合,申請により訂正していく
必要があり,費用がかかります。
しかし,地籍調査の場合は,その調査の費用は,
住民の方に個別に負担を求めることはありません。
地籍調査が行われることにより、
「国土調査による成果」として,法務局にも送られ、
登記簿の記載が修正され、地図が更新されることになります。
徳之島の地積調査の進捗は,まだ2割以下です。
司法書士 かしむら