【司法書士】債務整理・成年後見案件を活かす
司法書士の柏村です。
地方,田舎の司法書士を取り巻く環境って,どんなものでしょうか。?
私が暮らしている徳之島は,離島であり,ど田舎ですが,当事務所の状況を解説します。
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*不動産登記 ヨコバイ
*商業登記 ヨコバイ
*債務整理 減少傾向にあるものの,一定数あり。
*成年後見 増加傾向にある。
*その他の事件 依頼件数は多くないものの,一定数あり。
*法務顧問 一定数あり。
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総依頼量は,若干増加傾向かな,というところです。現在の人員では手一杯ですので,積極的な営業は控えています。
さて,上記の業務ですが,「質」は変わってきているでしょうか。
債務整理や成年後見の業務をやっていると,憲法25条じゃないですが,平穏な生活を送るということがいかに大切か,当たり前のことながら,肌で感じることがあります。
その気づきは,登記業務に活かされます。
なぜ登記をしようとしているのか。
なぜ会社を興そうとしているのか。
そのためには,どんな手続が必要なのだろう。
原点に戻り,依頼者に確認し,丁寧に説明し,円滑に手続を進めれば,結果適正な手続は完了しています。
ただ単に,法律や判例を語ること,手続に乗せること,そのようなマニュアルによる機械的な対応では,依頼者は満足しません。
依頼者個々の事情を汲み,妥当な解決や手続を提案し,依頼者の背中を押すような姿勢と対応が求められます。
考え,悩み,それでも前へ進めていく。
そして,自身のリーガルマインドを育んでいく。
自身の幸せと,依頼者の幸せがリンクできれば,すごくうれしいし,仕事も楽しいものになる。
債務整理,成年後見案件は,そんな気持ちで,向き合っていきたいものですね。