予防法務
近年、個人情報管理や、個人の財産について,各機関での取り扱いがより慎重になっております。これまで、ご親族の信用や「地域のお顔」でなんとなくできたことが、今後は発生しうるトラブルを回避するために、事前の届出、本人確認と手続が多くなり、各機関の審査基準は上がる傾向にあります。
ご本人に代わって、単なるお支払いだけ、とか少額の預金を引き出すだけ、とかにも様々な制約がかかる可能性がないとはいえないのです。
「予防法務」
これから起こるかもしれない事態に備え、準備をすすめる。その過程で、ご本人もご親族も、根拠を明確にしておく必要があるでしょう。
単なる善意のお世話の延長ではなく、しっかりとした契約をし、書面を作成しておくことが大切になります。口約束や善意に寄りかかってしまうと、あらぬところから異論を唱える親族がでてきかねません。当事者にどんなに強い信頼関係があったとしても、争い事は予想もしないところから(まったくこれまで関与してこなかった親族等から)突然異議があるものなのです。そうなると、これまでのよき関係や思い出が吹き飛んでしまう事態になることがあるのです。
先のことは誰にもわかりません。それでも、今できうるかぎりの「手」を打ちましょう。それが、大切な方とのよりよい関係を継続できる手段であると同時に、大切な方にあなたがしてあげられる感謝の形なのです。
行政書士はあなたの大事な思いを形にするお手伝いをいたします。お気軽にご相談ください。