郷土のお菓子
今日は、「ふくれ」
関東から鹿児島の指宿に引っ越しして、司法書士事務所で勤務し始めた年に、お客様からそれはそれは大きな「ふくれがし」を頂きました。
巨大なセイロで蒸しあげたとのことで、当時皆で切り分けて頂いた記憶があります。黒糖をたっぷりと使って風味豊かなその味は、まさに「郷土の味」。「簡単にできるのよ~、混ぜて蒸かすだけ」とおっしゃっていました。当時の私は、大きさに圧倒されながら、じんわりとした美味しさに鹿児島出身でないにもかかわらず、「懐かしさ」を感じておりました。
黒糖の産地徳之島に移り住んで5年、毎年、いや毎日、我が家の食卓は地産地消。
じゃがいも、里いも、生姜にニンニクなど等、どれもとてつもなく美味しくて、それだけで島満喫。
← これは、島産ニンニクの醤油
今年はついにあの黒糖を使った「ふくれ」に挑戦してみました。
回数を重ねるごとに、要領よくあの味に。みんな大好きな「ふくれ」は作ればすぐになくなる定番おやつとなりました。少ない材料でみんなが喜ぶおやつ。昔の人々の知恵や工夫の恩恵にあずかり、幸せを感じます。
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レシピ
黒糖200g・小麦粉250g・重曹大さじ1・卵3個・サラダ油大さじ1・蜂蜜大さじ1・お酢大さじ2
①お酢以外を全部ミキサーで混ぜる②最後にお酢を加えてよく混ぜる③圧力なべに水をお湯を沸かし、オーブンシートを敷いて一気に種を流し込み、蓋をして圧力かけずに40分で出来上がり。
( 行政書士 わたなべ )