司法書士の柏村です。
大学を目指していた頃,地元の福岡に残ることは考えていませんでした。
兄が先に上京していたので,つられて上京。
自分の意思はない,風まかせ。
東京での学生生活は,それなりに楽しかった。
ですが,都会を謳歌したかと言えば,そうでもない。
就職先が決まらなかったので,とりあえず福岡の帰郷。
東京に未練はない。
福岡の実家での生活も不満はないが,資格試験の勉強で,不安だらけ。
司法書士に合格したのち,縁あって鹿児島の指宿市へ移住しました。
勤務先で多くのことを学び,かなり楽しかった。
でも,この仕事で独立できるのか,食べていけるのか,これまた不安だらけ。
平成21年,徳之島に移住して,うみかぜ事務所を開設。
家族や職場の方に恵まれ,かなり幸せ。
こうして,徳之島にたどり着いたのです。
幸せって,
収入? 不安がないこと? 仕事?
なんだろうね。
後付けで,自分が行動したワケを考える。
東京を目指したのは,東京を押さえて,世界に目を向けるためさ。
実家に戻ったのは,資格取得で,場所を選ばない仕事をするためさ。
指宿に移住したのは,ド田舎から超一流を目指すためさ。
徳之島に移住したのは,司法過疎地域で法的サービスを拡充するためさ。
やっぱり,無理があるなあ。
この徳之島で子供が生まれ,晴れた日は家族みんなで海へ出かけたくなる。
大きな海で水遊びしだり,浜辺を散歩したり。
なにげない徳之島の日常がこんなに楽しく,幸せなものだとは,学生の頃想像もしていなかった。
そして,徳之島のきらきらの海は,「風まかせも結果オーライ」と思わせてくれる大切な場所となりました。