地域社会での役割~敷居をこえて
うみかぜ事務所は開設より8年目となり,徳之島町内では名前を覚えていただけるようになりました。
私たちは,地域社会に身近な存在であるべきだし,健全な地域社会づくりに貢献したいと思っています。
しかし,本当に困っているひと,孤立しているひとに,法的サービスが行き届いているかといえば,まだまだ「敷居」があるように思います。
その敷居をこえて,「つながり」の役割のひとつを担っているのが,各集落の民生委員さんです。
このたびは,徳之島地区でご活躍されている民生委員さんの会合で,基調講演をさせていただく機会がありました。
成年後見制度という高齢者支援の説明で小難しい内容でしたが,興味をもってくださり,皆さま熱心にお聞きくださいました。
「まだまだ,孤立した高齢者と民生員の間でも壁がある,性格の合う,合わないもあるし,男女の違いで訪問しづらい状況もある」
これは,会合の休憩時間にお話しした副会長様のことば。
解決までには,いろんな壁や敷居があるでしょう。
それをこえて,つないで,地域福祉は増進するのだと思います。
ご関係者の皆さま,ありがとうございました。
司法書士 かしむら