在宅医療推進フォーラム・徳之島
在宅医療推進フォーラム・できるだけ家で過ごしたい
~地域で支えるシマの暮らし~徳之島町文化会館
基調講演や現場のプロ達が語るシマの「今」を聞きたくて、
フォーラムに参加しました。
基調講演では、在宅医療・在宅看護のこれまでのあゆみ、人生最期の時を迎えた方々の想いや、それを支えた身内の方々の記録、とりまく支援者の活動を丁寧に映像を交えてご紹介くださいました。現場を積み重ねてこられたパイオニア、お話に引き込まれました。
「できるだけ、住み慣れた我が家で過ごしたい、最期を迎えたい」
今、私は年老いた両親と遠く離れた土地で暮らしています。
両親に、同じ言葉を言われたら、どうするのだろうか、なにができるのだろうか、
そして、確実に来る自分の最期を前にして、私は子供たちに同じ言葉を言えるのだろうか?言える状況にあるのだろうか。
私には、まだ、そのいずれにもこたえがだせません。
覚悟ができていないのです。人生既に半ば・・・・覚悟が出来ておりません。
ただ、今回「覚悟のできていない自分」を自覚することはできました。
ですから、この次、里帰りするときは少し時間をとって、両親と話をしたいと思います。娘に何をしてもらいたいだろう、そのために何をしておかなくてはいけないのだろう。まずは話すことから。
そして、私自身は・・・・なるべくシンプルに生きよう。最期に、容易に自分の「こうしたい」を実現できるように。
そう、頭の中を整理しました。
シンポジウムでは「シマの今」を支える方々が、それぞれの立場で、「今」を懸命に思考錯誤しておられることがわかりました。
患者とその家族をケアするように医療従事者や介護従事者、日常生活支援者が存在する。そして地域の一人一人が、更にコミュニティー支援をする。その土地の人間がその土地のひとを支え、そしてその人も地域の人に支えられる。安心して最期を迎えられる島になることが、真の長寿の島だと思います。
白熱したフォーラムでした。
そしてお話を聞かせて頂いたことに心から感謝致します。
行政書士 わたなべ