そのときがきたら、全てをあなたに遺したい~徳之島から
最近、随分湿度も気温もあがり、蒸し暑い徳之島です。
今日は「遺言」について
お仕事で「遺言」のご相談いただく方の多くは「法定相続」を望まない方です。
様々なこれまでのご事情により、思いを寄せる方が法定相続人ではありません。
ですから、確実に思いを遂げる為に「公正証書」にして遺します。
何もしなければ「法定相続」
でもあえて、感謝の気持ちを添えてカタチにしたい、と強く決心し手続されます。
それまで気丈に生活をされていた方でも、晩年こころが弱くなることがあります。そんな時、これまでを振り返り、これからを考え、ご自身の身の回りを、改めて見直すのだと思います。そして、信じるに値する何か(誰か)をみつけ、想いを伝える手段を模索します。想いを遺したい誰かのために。
最近、ご高齢の方とお話しさせて頂く機会が多くあり、とても深い想いに触れることができました。
これまでにどのようなご事情があったとしても、その人自身がどのような方であったとしても、晩年、
「想いを遺したいと思えるような方が、どんな形であれ、そばにいてくれたら、本人にとってこれほど心強く、そして幸せな時間はないのだ」
と思わせてくれる方がいました。
「よい方と巡り合えましたね」「お幸せですね」
心から私も、その方にそう言うことが出来ました。
これからも、多くの方に出会い、可能な限りお声を聴き、想いをカタチにするお手伝いをさせていただきたいと思います。
行政書士 わたなべ